猫の認知症予防「毎日一緒」はどんなサプリ?商品詳細と評判
ツイートあなたの愛猫は何歳ですか?子猫から一緒に生活している猫たちも、いずれは歳をとります。猫の一生は私たち人間よりずっと早く過ぎていきます。
獣医学の発達やフードの普及で、昔に比べると猫の寿命は伸びています。それでも、彼らは私たちを追い越して、先に天寿を全うしていきます。
シニア期になると、猫も人間同様さまざまな病気にかかります。認知症もそのひとつ。この記事では、猫の認知症と予防できることについて紹介します。
シニア猫のこんな行動!もしかして認知症かも!?
ペットフード協会の調べによると、猫の平均寿命は15歳を超えています。巷では20歳を超えるご長寿猫さんもいますね。うらやましいです。
我が愛猫で一番長生きしてくれたのはMIXの女の子。18歳5ヶ月で逝きました。彼女も晩年、明らかに『前と違う!?』という症状が出たのも事実です。
猫も犬ほどではないにしろ、シニア期になって認知症になることがあります。では、猫の認知症とはどんな病態なのでしょうか?
猫が認知症になるのはなぜ?人間と同じ?
実のところ、猫の認知症についてはまだはっきりとした原因がわかっていません。認知機能になにかしらの障害がみられる症状で、他の病気がない場合に認知症と診断されるようです。
原因は、脳の神経細胞が減少するなど、脳の中で変化が起こっていることです。人間のアルツハイマー病の脳内変化に近い病体がみられたという報告もあります。
猫の認知症が疑われる症状とは?
猫がシニア期になって飼い主を悩ます行動の変化でよく知られていることは、『トイレの粗相』『異常食欲』『夜鳴き』『攻撃的になる』などがありますね。
これらは、認知症とは別に何らかの病気の可能性もあります。一概に年だからしょうがないと思い込むのは早計です。まずは、動物病院で相談しましょう。
特に体に異変が見られない場合認知症を疑いますが、獣医学で猫の認知症の指標となる診断の目安があります。5つの項目での猫の行動の変化を観察するもので、頭文字をとってDISHA(ディーシャ)と呼ばれます。
医学用語で見当識障害といいます。見当識とは、自分が置かれている状況を認識する能力のことです。猫の場合、以下の症状が出ます。
・よく知っている場所で迷子になる
・よく知っていた人を忘れてしまう
・開いているドアの兆番側に向かう
・落ち着きなく歩き回る
・障害物を避けられないで立ち往生する
・よく知っている物に過剰に反応する
・挨拶行動の低下
・なでられたり、遊ぶこと、おもちゃなどへの興味の低下
・指示への反応低下
・飼い主に異常につきまとう
・攻撃性の増加
・不眠と過眠を繰り返すなど睡眠が一定しない
・夜中に徘徊して鳴く
・日中寝てばかりいる
・夜寝なくなる
・トイレ以外での排泄
・失禁
・睡眠場所で排泄をする
・トイレサインがなくなる
・活動性の低下
・目的もなくうろうろすることが増える
・人や物、自分の体などを執拗に舐める
・食欲の増加または減退
猫に認知症の症状があらわれるのは何歳から?
猫に認知症の症状が出る理由は、大きく二つに大別されます。「加齢に伴う脳の萎縮」「脳腫瘍や脳梗塞などの脳の疾患」です。
老化が原因の脳の萎縮はだいたい7-8歳から少しずつ始まるといわれていますが、あれ?変だなと小さなサインが出始めるのは15歳くらいからが多いようです。
上記にあげた異常行動や変化が目に見えて分かるようになるのは18歳以上の猫に多いです。わが愛猫も16歳くらいから今まで『こんなことしなかったのに!』という行動をし始め、夜鳴きがひどくなり日中は寝てばかりになったのは18歳を迎える頃からでした。
猫の異常行動は認知症以外の病気の可能性も!?
猫も高齢になると、さまざまな病気にかかりやすくなります。その症状は一見すると認知症の症状と間違えやすいので注意が必要です。
猫がシニア期にかかりやすい代表的な病気を知っておきましょう。
15歳以上の猫の3分の1がかかる慢性腎不全
腎臓の疾患は猫の宿命ともいえる病気です。15歳以上の3匹に1匹は少なからず腎臓の機能が弱っていると言われます。この病気は、かなり悪くなるまで症状が出ません。
進行すると多量に水を飲んで多量のオシッコをするようになりますが、そうなったらかなり悪い状態です。さらに進行すると食欲もなくなり体重も減少していきます。
何度も食事を欲しがる甲状腺機能亢進症
甲状腺は体の新陳代謝をコントロールする甲状腺ホルモンを分泌しています。このホルモンが過剰に分泌されてしまうのが甲状腺機能亢進症です。人間のバセドー病と同じです。
攻撃的なったり、食欲がものすごく増しているのに痩せていくといった特徴があります。シニアなのに良く食べるし元気ねー、なんて安心していられないのです。
放置すると慢性化する尿道炎
シニアになるとお口の病気にもかかりやすくなります。歯周病や口内炎ができ、その舌で陰部を舐めることによって尿道炎になることがあります。
これまで異常に猫の排尿排便には気をつけて見て上げましょう。
尿道炎は、慢性化すると尿道閉塞を起こすこともあるので、しっかり治療しましょう。
関節炎で動かない?
猫がやたら寝てばかりいる・・・もしかしたら関節炎で痛くて動く気にならないのかもしれません。前足のひじ、後ろ足のひざ、股関節に出ることが多いです。
脳腫瘍・脳梗塞などの脳疾患
脳に腫瘍ができると、とつぜん態度が変わったり足どりがおかしい、ジャンプしなくなる、仰向けになって宙に足をバタバタさせる(遊泳運動)といった症状が出るようになります。
また、足をひきずる・旋回行動をする症状は、脳梗塞でもあらわれます。
猫が認知症になってしまったら?治療法はある?
残念ながら、猫の認知症を治す治療法はありません。薬を使って進行を抑える方法もありますが、これもすべての猫に効果が見込めるものでもありません。
動物病院でも使われることがあるサプリメント「フェルガード」が猫の認知症の症状改善にも効果があるといわれています。これ、もとは人間用です。
なかなか評判の良いサプリのようで、人ではアルツハイマー型認知症に使われています。
フェルガードとはフェルラ酸という米ぬかから抽出された天然のポリフェノールと、 ガーデンアンゼリカというハーブの成分から作られたサプリメントです。
いくつか種類がありますが、猫に使用されるのは『フェルガード100M』だけのようです。病院かメーカーから購入できます。一般販売はしていないみたいですね。
猫が認知症と診断されたら・飼い主にできること
猫の認知症の特効薬はありません。夜鳴きや徘徊、粗相など飼い主にとっても負担のかかる生活になるでしょう。ただ、それまで共に暮らし寄り添ってくれた愛猫に、少しでも負担なく過ごしてもらいたいですね。
猫も症状を進行させないためにはストレスをできるだけ与えないことが大切です。嫌がることをしない・大きな声で叱らない・室内で危ない段差をなくし家具をすっきりさせるなど、シニア猫にあった環境に少しずつ変えて行きましょう。
猫の認知症は予防できる?飼い主ができる3つのポイント
すでに書きましたが、猫の認知症はまだ研究段階です。脳の仕組みは複雑で、これといった治療法も予防法も確立されているわけではないのです。
ただ、紹介したサプリメントのフェルガードのように、臨床では効果が見込めるといわれているものもありますし、猫のライフステージを通して予防となるポイントもいくつかあります。
それは、猫の健康管理全般にいえることですが、特に認知症の予防という観点から3つのポイントを紹介します。
人間の場合も、ストレスと認知症の関係は深いことがわかっています。アルツハイマー病の研究では、若い頃の「うつ」や中年期に強いストレスに見舞われると、シニアになってアルツハイマーを発症するリスクが高いそうです。
猫が感じるストレスには生活環境も含まれます。暑過ぎたり寒すぎも体に負担をかけます。引越しや部屋の模様替えといったテリトリーの変化はできるだけ避けたいです。
また、嫌がっているのに撫でたりすることもシニア猫にとってストレスになりかねないのでほどほどにしましょう。静かにゆったり過ごせる環境がシニア猫にとって最適といえます。
猫は本来好奇心旺盛な生き物です。それにご存知のように運動能力が高い!自然の生活では、自ら狩をして食糧を得るハンターです。
でも、人間と暮らす猫は狩りをする必要がないので、エネルギーをもてあましていると言えますね。事実、完全室内飼いの猫は外で暮らす猫に比べて1日の睡眠時間が長いのだそうです。猫は暇だとひたすら寝る・・・。
体と同じように脳を老けさせないためには運動が必要です。多頭飼いで他の猫がいて、一緒に遊んでいれば解消されるかもしれませんが、1頭飼いの場合は飼い主が遊んであげる必要があります。
猫の好奇心を刺激するような遊びを一緒に楽しみましょう。
猫にとってバランスの良い食事が必要なことは言うまでもありませんが、脳の老化予防にはDHA、EPAなどオメガ3脂肪酸や抗酸化作用のある成分が有効とされています。
オメガ3脂肪酸を多く含むキャットフードは、ほとんどが主原料が魚系のものです。このサイトでも紹介しているシンプリーやアカナのパシフィカがおすすめです。
猫サプリメント「毎日一緒」の認知症予防におすすめする理由
DHA、EPAといったオメガ3脂肪酸を効果的に摂るには、サプリメントがおすすめです。
今回は、わが愛猫も摂っている腸活サプリ『毎日爽快』を手掛けるウィズペティさんが、認知症予防のサプリメントを販売しているので紹介します。
腸活サプリ『毎日爽快』についてはこちらの記事を参照してください。
ドライフード派の猫のおすすめの錠剤タイプ
愛猫に腸活として乳酸菌のサプリメントを探しているとき、できれば錠剤タイプがいいなと思っていました。多頭飼いプラス保護猫がいる生活なので、ごはんタイムは大忙しだからです。
パウダー状に比べて錠剤は、カリカリにポンと入れておけば食べてくれる・・・という算段がありました。ただ、猫って神経質ですから、いくらお皿に放り込んでも「これ違う!」と感じると残してしまうことも多いです。
ところが、ウィズペティさんのサプリメントは風味も猫の好むカツオとチキンで、ほとんどの子がなんの躊躇もなく食べてくれます。
違うものが入っているって気がつかないくらい?フードよりサプリを好んで先に食べてしまう猫もいるほどです。粒の大きさは直径8mmです。
認知症サプリ「毎日一緒」の全成分
気になる有効成分ですが、認知症予防によいといわれるオメガ3脂肪酸はもちろん、フェルガードでも紹介したフェルラ酸も配合されています。
成分 | 配合量 | 備考 |
---|---|---|
DHA | 5mg | 脳の発達・維持 |
EPA | 5mg | 血液サラサラ効果 |
フェルラ酸 | 3mg | 抗酸化作用 |
亜麻仁油パウダー | 2.04mg | αリノレン酸が豊富 |
イチョウ葉エキス | 5.04mg | 脳への血流を増やす |
ビタミンE | 0.63mg | 若返りのビタミン |
ビタミンB12 | 0.24μg | 造血のビタミン |
DHA・EPA・αリノレン酸などのオメガ3脂肪酸は、認知症予防だけでなく、シニア猫に多い関節炎や腎臓病の予防にも期待されている成分です。
シニア期だけでなく、若い猫にもおすすめのサプリメントといえます。
猫の認知症予防サプリ「毎日一緒」の購入方法と最安値は?
サプリメントは一回やそこらで効果が分かるものではありません。最低でも2ヶ月は試してみたいです。気になるのはお値段ですよね。
『毎日一緒』は1パッケージのみで、1袋60粒入りです。体重5㎏未満の猫で1日2粒が目安なので、1ヶ月分ですね。1袋の値段は2,827円(税込み)です。
全シリーズ定期購入コースがあります。1ヶ月毎/2ヶ月毎/3ヶ月毎のコースがあって、一度の購入数によってそれぞれの割引率が適用されます。
割引率は10%から最大32%引きです。見逃せないのが、初回998円になることです!解約はいつでもできるので、手続きが面倒ではなければこちらがおすすめです。もちろん返金保証もあります。
猫の認知症とサプリメントまとめ
一昔に比べて猫は長寿になりました。長く一緒にいられることはとても嬉しいです。でも、高齢化に伴ってそれまであまりみられなかった病気にかかる子も増えています。認知症もそのひとつです。
猫の認知症はまだまだわからないことが多く、発症しても特効薬とよべる薬はありません。ただ、生活環境や食事管理によって予防することは可能です。
猫の認知症の実際の発症数は10-15%程度と言われていますが、今回紹介したサプリメント、『毎日一緒』は、高齢猫がかかりやすい他の疾患の予防にもなります。
錠剤タイプで与えるのも簡単なのでぜひ一度試してくださいね。