猫の春先の体調不良はストレスも原因だった!飼い主ができる改善策は?
ツイート春先は何かと変化があって落ち着かない季節です。私たち人間同様、猫も「春ストレス」を感じてますよー。
今回は猫が春先に感じるストレスを紹介します。改善できることもあるので参考にしてくださいね。
猫が春先に受けるストレスとは?
冬の寒い朝、通勤で外に出て「さっむ!」って体が縮こまりますよね。それも十分ストレスです。
ストレスって外部から受けた刺激で体が緊張状態になること。外部から受ける刺激って環境要因・身体的要因・心理的要因・社会的要因とありますが、猫も同じです。
特に春先に発生するのがこちら⇓
- 寒暖差
- 花粉などのアレルギー
- 環境の変化
- 抜け毛
- 発情
ひとつひとつ詳しく説明しますね。
猫は気温の変化に弱い
まず、よく知られているのは猫は寒さに弱いこと。イエネコの祖先であるリビアヤマネコは砂漠地帯に生息しているので当たり前といったら当たり前です。
冬は愛猫のために1日中暖房をつけてるという飼い主さんも多いと思います。3月になると日中暖かい日も増えますね。ところが、日中は暖房なしでも過ごせるくらいポカポカ陽気でも夕方になって冷え込むことも多い季節。寒暖差が大きいわけです。
人間だったら1枚カーディガンを羽織って対策もとれますが、猫はそうもいきませんから…。
対策1 猫が快適に過ごせる温度設定に
春先は室温もかなり変動します。猫が快適に過ごせる温度は22℃~24℃。それより下回るときは暖房をつけましょう。
天気予報情報をチェックして、気温が下がる時間帯にタイマーをセットしておくのもいいですね。
対策2 あったか寝床を用意してあげる
冬に使っていたホカホカのベッドなどはまだ仕舞い込まないでくださいねー。猫は自分で快適な場所を探す天才ですが、暖かい場所がなければどうしようもありません。
我が家の猫ズは冬より春先のほうがベッドを愛用してます。確かに、真冬のほうが部屋の中あったかいですからね。
花粉症の猫が増えている
花粉によるアレルギー症状を起こす猫が増えています。我が家のボクは慢性副鼻腔炎(蓄膿症)なので1年中くしゃみしてますが、特に春先はひどくなります。
対策としては、とにかく花粉が少ない環境を作る!これに尽きます。
部屋の中に花粉を持ち込むのはほとんどの場合飼い主である人間です。外出する時はなるべく花粉のつきにくい素材を選びましょう。帰宅時は玄関に入る前に表面をはたくだけでも違いますよ。
これ、必須事項ですが…1日に何回も掃除機出して、というのはちょっとしんどいです。(ズボラなんで…)というより!手っ取り早くて効果があるのがクイックルワイパーです。
ドライシートでこまめにクルクルするほうが断然いい。それに、掃除機をいきなりかけるとかえって花粉を部屋中に撒き散らすことになるので、最初にクイックルワイパーを使ってください。
その後に水拭きもしたいところ。私はこれ使ってます。
雑巾を挟むだけ!かがまなくても雑巾がけができるから腰痛持ちにも最適♪ |
猫の体についてしまった花粉対策は、やっぱりこまめなブラッシングです。この時期は冬毛から夏毛に変わる換毛期なので、特に念入りにしてあげましょう。
余裕があれば(人間も猫も!)濡れタオルで拭き取るのも効果的です。
春は飼い主の生活の変化が起こりやすい
春は飼い主の環境にも変化が起きやすい季節です。入学や就職、転勤や転職もあるかも?猫ってほんとにルーティンから外れることを嫌う動物…。一緒に暮らす家族の変化にも敏感です。
人間側の環境の変化はどうしようもないので、せめて他のことはそのままにしておいてあげて!部屋の模様替えはもちろん、猫たちが過ごす場所のベッドやファブリックも馴染んだものにしておきましょう。
猫ならではの春先チェックポイント
ここからは猫という特性にスポットをあてたストレス対策、体調不良の予防のお話しです。
抜け毛
先ほども少し触れましたが、冬毛から夏毛にかわる換毛期はものすっごく毛が抜けます。放っておくとほとんど飲み込んでしまいます。
我が家は今4匹いるので、あっちに吐いた毛玉がこっちにも~ということが多々あります。猫はよく吐く動物だからと安易に考えていると後で大変なことになることもあるのでできる対策はしましょう。
こまめなブラッシングもいいですが、ごっそり抜け毛が取れる方法はズバリ!
濡れ手で逆毛ブラッシングです。
湿らせた手で毛の流れと反対方向にブラッシングすると面白いくらい毛が取れます。一度お試しあれ!
ノミ・ダニ対策
これもこまめな掃除が必須です。あとは猫にする対策としてスポットタイプの駆虫薬がおすすめ。動物病院でも処方してもらえますが、ネットで購入するほうが安いことが多いです。
こちらのカテゴリでスポットタイプの駆虫薬の紹介をしています。
ネット購入する際は注意事項をよく読んで判断してくださいね。
発情
うちの子は去勢してるから関係ないと思っていたら大間違い!…ってこれ私の体験です。
我が家はマンションの1階なんですが、ちょっとした庭があるんですね。そこにお外の猫がたまーにやってくるんです。子猫を引き連れていることもあったから、ママ猫のようです。
ふだんは滅多に姿を現さないけど発情シーズンだったり子育て中にひょっこり顔を見せます。そうすると我が家の猫ズはいきり立っちゃうわけで…。
かわいそうだけど、外猫ちゃんが入らないように工夫して家猫と接触しないようにしています。
まとめ
春は何かと慌ただしい季節です。猫たちは「なんか主バタバタしてんなー。それにしてもさっむいんだけど」なんて思っているかも?
それがだんだん積もっていって、食欲不振など体調不良に繋がりやすいので注意が必要です。
今回紹介した対策の他にも、天気の良い日は窓辺にクッションを置いてあげてください。気が向いたら気持ちよさそうに日向ぼっこしてくれるでしょう♪