猫の自動給水器アイリスオーヤマPWF-200辛口レビュー
ツイート猫にいかに水を飲ませるか!通年通して大事なことですが、特に冬は気を使います。猫オーナーはいろいろ試行錯誤しているのでは?
猫は放っておくと水分不足になると知るべし!
これは猫オーナーの間では知れ渡っていることかもしれません。とにかく!猫って水をあまり飲まない動物です。そもそも、水を飲むという行為に向いていないのではと思われる要素もあるのです。
猫は水を飲むのが苦手!
猫はどうやって水を飲んでいるのかご存知ですか?舌ですくって飲んでいると思っている人が多いのでは?実は私もそう勘違いしていた飼い主の一人です。
ところが実際は猫は水を食べているといった表現の方があっていると思い始めました。以前、YouTubeでどこかの研究グループが猫が水を飲んでいる超スロー動画をアップしていて、それを見たときに感じたのです。
この記事を書いている今、探してみたのですがその時の動画は見つかりませんでした。でも、かなりの猫オーナーさんが愛猫の水を飲んでいる動画をアップしているので興味のある方はぜひ見てみて!
結論から言うと、猫は舌の先を気持ち内側に曲げて水面と接触させます。舌をしまい込む動作をする時に水柱が立ち、それを瞬時に口の中に入れるんですがそれがカプッと食べているみたいじゃないですか?
ちなみに犬も舌を内側に折り曲げる動作は同じです。違うのは犬はそのまま柄杓のように使って飲むところ。だから盛大に水を撒き散らすんだな…と納得しました。
とにかく、器用だなと感心する反面、水を飲むのも疲れそうだと気の毒にもなります。
猫があまり水を飲まない理由
別記事でも猫が水分不足になりやすい理由を書いていますが、上記のように水を飲むのに舌を高速で動かさないといけないことも要因のひとつでは…と思っています。
あとは、猫は喉の乾きに鈍感に進化(?)したとか!?
現在私たちと暮らすイエネコの祖先は砂漠に生息するリビアヤマネコ。いつでも水が飲めるような環境ではありませんね。だから猫は喉の乾きをあまり感じないようになったというのです。
えっ!?それってかえって危険じゃないの!と思いますが、猫は完全肉食動物。獲物であるネズミや小動物の肉は約80%が水分です。だからもともと猫は水をガブガブ飲む動物ではないと言えるでしょう。
ただ、現在の猫は主食がドライフードであることが一般的なので、どうしても水分が足りなくなってしまうのです。
特に冬場は水分不足になりやすいので注意が必要!猫に水を飲んでもらう工夫についてはこちらの記事を参考にしてください。
自動給水機アイリスオーヤマPWF-200レビュー
さて、我が家は前から自動給水機を使用しています。ピュアクリスタル・クリアフローを使っていたのですが、そろそろ寿命ということで買い替えてみました。
今まで使っていたのはこちら👇
同じシリーズでいいかな…とも思ったのですが、ふと流れ落ちる水の方が飲んでくれるんじゃないかと考えました。
楽天で色々見ていたら、アタッチメントで切り替えができるタイプがあったので試してみようと思い早速購入。お試しにはお値段も手頃だったし♪
猫の反応―流れ落ちる水編
本体内部はいたってシンプル。洗いやすそうというのが購入の大きな決め手でした。
左に映っているのがフタ部分。被せるタイプです。
フィルターはどっちの面が正しいのか分からなかったので、購入ショップの画像を見て確認しました。
自動給水器買い替えた。流れ落ちる水はどうかと思ってアタッチメントで選べるタイプを購入。初めはこんなカンジで警戒MAXの愛猫。 #自動給水器 #猫用品 #初体験の猫 #猫との暮らし #猫好きさんと繋がりたい pic.twitter.com/sFfOl2lWmP
— 猫はご主人☆私は執事!? (@kurun_t) February 19, 2022
警戒していたのは最初だけで、我が家のオレ様猫は飲むようになりました。でもお嬢様ズは近寄らず…。
お値段ですが、私は楽天で3,000円弱で購入しました。自動給水機の中では安い方です。本体はプラスチックだしモーターは消耗品だから今回は最初に書いたように流れ落ちる水を好むのか実験のつもりでした。
結論から言うと、我が家の4ニャンには不評…。他の商品はどうかわからないけど、アイリスオーヤマPWF-200に関してはなかなかの水量。リビングに置いてあるので音が気になるということもあってアタッチメントは外しました。
飼い主としての使いやすさは?
実際に設置したり洗ったりするのは飼い主です。前置きとしてお伝えしておきます。私、すごく大雑把でズボラです!
本体は画像でもわかるように、凹凸も少なく洗いやすいと言えるでしょう。これ、大事なポイントですね。が!敢えてデメリットを上げたいと思います。注意点とも言えます。
フタを水を入れる容器本体に被せるだけなので、何かの拍子にズレてしまいます。そうすると何が起きるかというと…水が溢れ出してしまうのです。
設置するときも、フタにある水が押し上げられる溝にポンプをしっかり設置しないと、本体脇からダダーッと漏れてしまうのですが、これが見えにくいんです。はまったと思ってアダプターに差し込んでしまいヒヤーッとなったことが数回あります…。
これが一番のデメリットではないかと思いますよ、ほんとに。慎重に設置すればいいんですけどね。
猫の自動給水機アイリスオーヤマPWF-200総評
湧き出る方で猫たちが飲んでくれているから買い物としては悪くなかったといえます。ただ、やっぱり使いやすさという点では星3つというところ。洗いやすいという利点はあるので。
注意点でも書いたように、何度か水が溢れてしまうという惨事に見舞われました。水飲み場はたいてい壁際ですよね。床と壁の間がどうなっているのか恐ろしい…。
粗野な性格の飼い主(私のような)には、きっちりセットされたのが確認できるタイプの方が向いていると思い知りました。
あと、モーター音がちょっと気になります。寝室に置いてあるわけじゃないのでストレスになるほどではないですけど。そのせいでお嬢様方はあまり好まないのかな?とも思ってます。
まとめ
我が家の場合、オス猫は流水タイプがお気に入り!今ではそれ以外では飲まなくなっているのでこのタイプの給水器は必須アイテムです。
今回2台目の購入で辛口評価となりましたが、大失敗というわけでもありません。お手入れのしやすさってすごく大事です。設置する時に気をつければ中々良い商品だと思いますよ。
ま、私の場合は次はまた違う商品を試してみようといろいろリサーチしています。今ちょっと気になっているのがPETKIT ペットキット EVERSWEET SOLO!
デザインがまずいいなーと思って仕様を見てみたらますます欲しくなりました。amazonの商品説明をご紹介しちゃいます。
- 【自動循環】水をいつも新鮮で美味しい状態に!
- 【自動パワーオフ】水がなくなった場合、自動的に電源オフ。付属USBケーブル付きで給電が簡単
- 【超静音ポンプ】40dB以下に抑えられ、静かな給水を実現します。睡眠やお休みにも安心
- 【省エネ】内蔵の光センサーにより水の湧き出る頻度を自動的に調整。フィルターの交換頻度を抑え、省エネ
さらに!残量がひと目でわかるようになっています。
猫たちの健康面でも、フィルターは不純物フィルター、活性炭フィルター、軟水化フィルター(イオン交換樹脂)という三重濾過システムになっていて、埃、髪の毛、匂い、カルシウムなどを有効的に防ぐと書いてあるので安心です。
まだ3ヶ月しか使ってないけど、モーター音がうるさくなってきたのでそろそろ買い換えようかな、と思ってます。