ホリスティックレセピー猫用ドライフードの口コミとレビュー
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猫のフード選びは飼い主さんの頭を悩ませる要因のトップ3には入るのではないでしょうか?
当サイトでも言及しているように、我が家は長めに与えるメインフードを基本にして、フードローテーションを実践していますが、切り替えるたびに「これでいいかな?」「違うフードを選んでみようかな?」と悩みます。
猫ボラのお友だちなどから情報を仕入れたり、ネットを検索したりするわけですが、少し前からホリスティックレセピーを加えてみました。
ネットの口コミはどうなのか?猫たちの反応は?この記事ではホリスティックレセピーの詳細と、猫たちに与えた結果をレビューします。
ホリスティックレセピー(猫用)とはどんなフード?
ホリスティックレセピーは、京都に本社を置く(株)パーパスが、日本に暮らす犬や猫に適した原料や配合でオリジナルレシピを開発し、アメリカの工場で製造、それを輸入販売しています。
日本専用のキャットフードというわけですね。もちろん、AAFCO基準を満たした総合栄養食です。
ホリスティックレセピーの原材料の特徴
どのメーカーもここを配慮しています!とアピールしているポイントがあります。
優良フードと言われるフードは、言っていることはたいてい似てくるものですが、しっかりと明言していることは安心につながりますよね。
メーカーのホームページには以下の特徴がアピールポイントとして書いてありました。
- 尿結石に配慮してマグネシウムを制限
- 異なる繊維質を配合して毛玉に配慮
- 合成保存料・合成着色料・人工香料不使用
- 栄養バランスに配慮し免疫力強化
- 醸造酵母と消化吸収速度の違う数種類の炭水化物を使用でおなかの健康維持
- オメガ3脂肪酸が豊富なひまわり油を使用
- キレートか化ミネラルで吸収性アップ
また、現在販売されているキャットフードには、新原料としてクランベリーパウダー・チコリエキス・乳酸菌・アルファルファミールを配合されています。
ホリスティックレセピーの鮮度へのこだわり
キャットフードは鮮度がたいせつです。
ドライフードは脂分でコーティングされているので、空気に触れると酸化が始まります。
古くなったフードを食べると、いくら高品質なものであっても猫にとって良くないことは明白です。
風味も減っていくと猫が食べないということもありますしね。
ホリスティックレセピーは、鮮度を保つためにアルミパックの小分け包装(400g)を採用しています。
ホリスティックレセピーのラインナップ
ホリスティックレセピーは、7歳までの猫用、7歳以上のシニア用、体重管理や去勢猫用のライト、乳酸菌とアカシア食物繊維配合のEC-12の4種類があります。
子猫用はありません。あくまで体重による給餌量の目安があるだけです。
大丈夫?と思うかもしれませんが、ハイグレードのフードでは珍しいことではありません。
※猫用(7歳まで)を生後12ヶ月までの子猫に与える際の給与量の目安は別にあります。
もっとも、子猫時代、特に去勢避妊手術をするまでは、食べたいだけ食べさせてくださいという意見が多いです。
さて、各ラインナップの原材料等見ていきましょう。
7歳までの猫用の原材料
原材料 |
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鶏肉、鶏肉粉、米、豆粉、鶏脂、乾燥卵製品、豆タンパク、ポテトタンパク、ツナミール、ナチュラルフレーバー、酵母エキス、ひまわり油、アルファルファミール、ビートパルプ、オーツ麦繊維、トマト粗、醸造酵母、亜麻仁、クランベリーパウダー、チコリエキス、ユッカフォーム抽出物、塩化カリウム、塩化ナトリウム、リン酸、DL-メチオニン、タウリン、アスコルビン酸、イノシトール、塩化コリン、ミネラル類(アミノ酸キレート化鉄、アミノ酸キレート化亜鉛、アミノ酸キレート化銅、アミノ酸キレート化マンガン、アミノ酸キレート化コバルト、鉄、亜鉛、炭酸カルシウム、銅、マンガン、セレン、ヨウ素、コバルト)、ビタミン類(A、D3、E、ナイアシン、パントテン酸、B1、B2、B6、葉酸、ビオチン、B12)、サッカロマイセス・セレビシエ、ラクトバチルス・アシドフィルス、エンテロコッカスフェシウム、アスペルギウス・ニガー、バチルス・サブチルス、酸化防止剤(ミックストコフェロール、クエン酸、ローズマリーエキス) |
7歳以上のシニア用の原材料
原材料 |
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鶏肉粉、玄米、大麦、オートミール、豆粉、ナチュラルフレーバー、ツナミール、ビートパルプ、豆タンパク、鶏脂、酵母エキス、アルファルファミール、トマト粗、醸造酵母、オーツ麦繊維、挽き割りオーツ麦、亜麻仁、乾燥卵製品、ひまわり油、クランベリーパウダー、チコリエキス、ユッカフォーム抽出物、リン酸、DL-メチオニン、塩化ナトリウム、塩化コリン、塩化カリウム、リン酸-水素カルシウム、タウリン、アスコルビン酸、イノシトール、ミネラル類(アミノ酸キレート化鉄、アミノ酸キレート化亜鉛、アミノ酸キレート化銅、アミノ酸キレート化マンガン、アミノ酸キレート化コバルト、鉄、亜鉛、炭酸カルシウム、銅、マンガン、セレン、ヨウ素、コバルト)、ビタミン類(A、D3、E、ナイアシン、パントテン酸、B1、B2、B6、葉酸、ビオチン、B12)、サッカロマイセス・セレビシエ、ラクトバチルス・アシドフィルス、エンテロコッカスフェシウム、アスペルギウス・ニガー、バチルス・サブチルス、酸化防止剤(ミックストコフェロール、クエン酸、ローズマリーエキス) |
体重管理や去勢猫用のライトの原材料
原材料 |
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鶏肉粉、玄米、大麦、オートミール、豆粉、ナチュラルフレーバー、ツナミール、ビートパルプ、豆タンパク、酵母エキス、鶏脂、醸造酵母、オーツ麦繊維、アルファルファミール、トマト粗、挽き割りオーツ麦、ひまわり油、乾燥卵製品、亜麻仁、クランベリーパウダー、チコリエキス、ユッカフォーム抽出物、リン酸、DL-メチオニン、塩化ナトリウム、塩化コリン、塩化カリウム、リン酸-水素カルシウム、タウリン、アスコルビン酸、イノシトール、ミネラル類(アミノ酸キレート化鉄、アミノ酸キレート化亜鉛、アミノ酸キレート化銅、アミノ酸キレート化マンガン、アミノ酸キレート化コバルト、鉄、亜鉛、炭酸カルシウム、銅、マンガン、セレン、ヨウ素、コバルト)、ビタミン類(A、D3、E、ナイアシン、パントテン酸、B1、B2、B6、葉酸、ビオチン、B12)、サッカロマイセス・セレビシエ、ラクトバチルス・アシドフィルス、エンテロコッカスフェシウム、アスペルギウス・ニガー、バチルス・サブチルス、酸化防止剤(ミックストコフェロール、クエン酸、ローズマリーエキス) |
乳酸菌とアカシア食物繊維配合のEC-12の4種類の原材料
原材料 |
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鶏肉、鶏肉粉、米、豆粉、鶏脂、乾燥卵製品、豆タンパク、ポテトタンパク、ツナミール、ナチュラルフレーバー、酵母エキス、ひまわり油、アルファルファミール、ビートパルプ、オーツ麦繊維、トマト粗、醸造酵母、亜麻仁、クランベリーパウダー、チコリエキス、ユッカフォーム抽出物、アカシア食物繊維、乳酸菌末(殺菌乳酸菌、デキストリン)、塩化カリウム、塩化ナトリウム、リン酸、DL-メチオニン、タウリン、アスコルビン酸、イノシトール、塩化コリン、ミネラル類(アミノ酸キレート化鉄、アミノ酸キレート化亜鉛、アミノ酸キレート化銅、アミノ酸キレート化マンガン、アミノ酸キレート化コバルト、鉄、亜鉛、炭酸カルシウム、銅、マンガン、セレン、ヨウ素、コバルト)、ビタミン類(A、D3、E、ナイアシン、パントテン酸、B1、B2、B6、葉酸、ビオチン、B12)、サッカロマイセス・セレビシエ、ラクトバチルス・アシドフィルス、エンテロコッカスフェシウム、アスペルギルス・ニガー、バチルス・サブチルス、酸化防止剤(ミックストコフェロール、クエン酸、ローズマリーエキス) |
乳酸菌がフード100gあたり、1100億個以上配合されています。
成分分析値比較
猫用 | シニア猫用 | ライト | EC-12 | |
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たんぱく質 | 32.0%以上 | 26.0%以上 | 27.0%以上 | 32.0%以上 |
脂質 | 19.0%以上 | 9.0%以上 | 9.0%以上 | 19.0%以上 |
粗繊維 | 5.0%以下 | 7.5%以下 | 7.5%以下 | 5.00%以下 |
粗灰分 | 8.0%以下 | 8.0%以下 | 8.0%以下 | 8.00%以下 |
水分 | 10.0%以下 | 10.0%以下 | 10.0%以下 | 10.00%以下 |
マグネシウム | 0.1%以下 | 0.1%以下 | 0.1%以下 | 0.10%以下 |
カルシウム | 1.0%以上 | 1.0%以上 | 1.0%以上 | 1.00%以上 |
リン | 0.8%以上 | 0.8%以上 | 0.8%以上 | 0.80%以上 |
タウリン | 0.18以上 | 0.18以上 | 0.18以上 | 0.18以上 |
代謝エネルギー | 365kcal/100g | 324kcal/100g | 318kcal/100g | 365kcal/100g |
ホリスティックレセピー原材料の気になる成分
口コミを見ていると、やっぱり安全性が気になるという意見は多いです。
愛猫が毎日口にするものだから当然ですね。
もちろん、これは絶対ダメ!という原材料を使っているメーカーはないでしょうけど、ほんとのところよくわからない、というものもあります。
企業としてはコストも重要な要素・・・という事情もあります。
ホリスティックレセピーでは、上記が気になるという意見も見受けられました。粗悪なものが混じっているんじゃないか!?という不安ですね。
これに関しては、メーカーのQ&Aに、鶏ではなく七面鳥粉・サーモン粉についての解答があるので紹介します。
ドッグフード・キャットフード製造の前段階で、乾燥し粉状にした原料です。生肉原料と同じものを乾燥し粉状にしています。粉状にすることにより、生産時に均等に混ざりやすく、水分値が低いため、ドッグフード・キャットフードの最終的な栄養価の決定に役立ちます。また、弊社の粉原料に副産物は含まれておりませんので、ご安心ください。(生肉・生魚肉の60~70%は水分です)
ビートパルプに関しては、別記事で詳しく書いてありますので参考にして下さい。
キャットフードのビートパルプは悪者か!?メリットとデメリット
こちらについては、直接メーカーにメールで質問してみました。
回答はこちら。
また、ホリスティックレセピー猫シリーズに大豆は使用しておりませんので、ご安心ください。
質問で、我が家の虚弱猫が大豆アレルギーであることを書いたので、このような回答をいただきました。
ホリスティックレセピー実食レビュー
さて、では実際にうちの猫たちに与えてみた結果をレビューします。
ドーンと箱買い!上部がつぶれているのはご愛嬌です。猫がいると、こういうことは日常茶飯事です。
原材料を見てもらうとわかるように、ホリスティックレセピーの味はチキン&ライスの1種類です。
たいていの猫はチキン味が好きですが、我が家にはお魚系を好む子がいるので若干心配・・・。
ちなみに、大箱で購入しても中身は400gずつ個包装になっているので安心です。
実際に食べてもらうのはこちらの面々。
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基本的にドライフード好き | 好き嫌いが激しい | 何でも食べる | (保護猫)未知数 |
こんな感じで個包装になってます。
『キャットフードが酸化する』ってどういうことで、実際に何が良くないのか、ちょっとだけ説明します。
ドライフードに含まれている脂質が「過酸化脂質」というものに変化してしまい、それを猫が食べると体に悪い影響があるのですね。
よくある症状は、嘔吐や下痢ですが、長期間に渡って酸化したフードを食べ続けると、動脈硬化やガンといった、深刻な病気にかかる可能性もあるので、ドライフードの酸化には十分気をつけたいです。
中身を開けると、三角形をしていました。変形した三角錐?
この形は、うちの猫たちには食べやすいのか、なかなか好評なのです。
まぁ、形で選んでいるわけではないと思いますけど。少なくとも食べている時に喉につかえてウエッってなることはないです。
成猫用の中では小粒のほうだと思います。うちはシニアの子もいるので、このくらいはちょうどいいと思いました。
着色料を使っていないので、自然な色なのでしょう。割と濃い目の茶色です。
ニオイは、特別きついわけでもないけどそれなり、って感じです。この感じ方は個人差があるからなんとも言えませんが。
ひとつ気がついたのは、割ともろいということ。
形状のせいもあるかと思うのですが、パックの下の方に粉がけっこう溜まります。
うちは400gパックは数日でなくなってしまうので、注ぎやすいようにタッパーに入れ替えているのですが、粒同士が擦れて崩れるようです。
コーティングしてある粉がとれているのもあるでしょうけど。
だからあんまり雑に扱えない・・・。
では、早速食いつき結果の発表です!
残念ながら、すぐ口をつけてくれたのは保護猫のアンデスちゃんだけでした・・・。
あとは、これしかないんだったら、と2匹は口をつけましたが、色にうるさい我が家のオレ様猫はまったくだめでした。
まぁ、この子はチキン味のフードはほとんど食べないので予想通りです。
そして、案外すんなり食べてくれているアンデスちゃん(画像一番右のねこさん)、ウンチの状態がすごくいいです。
ビートパルプについて心配している飼い主さんもいるかと思いますが、彼女にはあっていたようです。
ホリスティックレセピーキャットフードまとめ
このフードに関しては、長年ボランティアをしている猫ボラさんからの勧めもあり、調べてみても安全性に問題はないと思いました。
お値段も手頃なので、多頭飼いの我が家には助かります。
唯一、お魚味が好きな雄猫だけは食べてくれなかったのが残念です。
メーカーさんも、質問にすぐ対応してくれて信頼できる会社だと思いました。
