猫の便秘に乳酸菌入りちゅ~るが効果あり!?与える際の注意点は?
ツイート猫に大人気のちゅ~る。その嗜好性の高さは、多くの飼い主さんのが「猫がすごく食べる」と評価の通りです。知り合いの保護ボランティアの間でも、人馴れがいまひとつで触れない猫との距離を縮めるのに役立つと評判です。
現在はたくさんの種類がありますね。その数80種類以上もあります!その中でも、乳酸菌入りのちゅーるについて調べてみました。
いなばCIAO(チャオ)ちゅ~るはなぜ猫に大人気なのか
過去に『ちゅ~るは塩分が多い』とネットで騒がれたこともありますが、本当はどうなのか?安全性は確かなのか?食べない猫はいないとも言われるおやつだけに、気になる点が多いのではないでしょうか。
「ちゅーるの塩分はすごく多い」はネットのデマ
ちゅ~るは塩分が多いと噂が広まったのは、ツイッターで愛猫が腎臓病になったのは塩分が多いちゅーるをあげていたからだ、という内容のツイートが拡散されたことが原因らしいです。
現在は削除されていますが、こんな内容でした。
猫が腎不全になって色々調べるようになったらおやつにあげてた「チュール」の塩分濃度が非常に高い事がわかった。
これは健康な猫でも頻繁に与えればやがて腎不全になりうる可能性があるってこと。
こんな事病気にならないとわからないよね…(´;ω;`)
あれだけ猫に人気だし、舐めてみたらしょっぱい気がするし・・・なんとなく信憑性が高いと信じ込んでしまった人がそれなりにいたってことでしょう。
ちゅ~るには猫が夢中になるあれこれが入っている?
ちゅ~るを差し出すと、猫があまりに狂喜乱舞することから『またたびでも入っているんじゃないか?』なんて言われるほどです。もちろん入ってません。
海外でも評判になっているようで、その異様な食い付きぶりからKitty Crack(猫用コカイン)なんてありがたくない呼ばれ方もしているそうです。
なぜこれほどまで猫を夢中にさせるのか。他のメーカーからも類似品はたくさん出ているけど、私の試した限りちゅ~るに勝るものはありません。
おいしさの秘密・・・これはひとことで言えば企業努力!につきます。
ちゅ~るは2012年春に発売開始されました。手から与えるおやつとコンセプトして販売された商品は他にも焼きシリーズがありましたが、ほぐす必要があったため、手が汚れるという欠点が。
それを解消するためにペースト状のちゅ~るになりました。
そんなちゅ~るが販売数を伸ばしたのは2015年1月にスタートしたCMです。2匹の猫がちゅ~るを美味しそうに(夢中で)食べる姿が猫好きのハートをつかみ、愛猫も!と動画を投稿する人が増えていったのですね。
さて、肝心のおいしさの秘密ですが、その製造方法は企業秘密だそうです。ただ、開発の段階で製造機械を改良したとのことで、並々ならぬ努力が感じられますね。
重要なことは、食い付を良くするために何か添加されているんじゃないか・・・という不安です。これに関してメーカーは、公式サイトでしっかり回答しています。
裏面に記載がある原材料以外は使用しておりません。鮮度管理された原料をすばやく充填・殺菌を行っていますので、開封した際の風味を猫ちゃんが好んでくれていると考えております。
(ちゅ~るQ&Aより引用)
猫がちゅ~るに夢中になるのは、猫がおいしそうと感じる新鮮なにおい・食べやすい形状・旨みの3つの条件が揃っているからなのでしょう。
乳酸菌入りちゅ~るの特長とラインナップ
ちゅ~るに猫が夢中になることは確かですが、今回はお腹の健康に焦点をあてて乳酸菌入りちゅ~るについて紹介します。
ちゅ~るに配合されている乳酸菌の種類
ちゅ~るに使われているのはエンテロコッカスフェカリス菌です。人間の場合、腸内の善玉菌といったらビフィズス菌を思い浮かべますが、猫の場合は腸球菌が多いことがわかっています。
エンテロコッカス属は腸球菌です。最近では、猫には猫の善玉菌を!とキャットフードやおやつ類にも配合されていることが多くなっています。
猫も加齢と共に腸球菌が減少するといわれているので、外から補うことも必要です。
猫用おやつちゅ~るの品揃え2019~2020
ちゅ~るは味の種類はもちろん、乳酸菌入り・毛玉配慮・下部尿路配慮・腎臓配慮などたくさんの種類が発売されています。
ただ、これはあくまでも『配慮』というはなしで、食物繊維を含んでいる・リンとナトリウムを調整しているというレベルなので、病気予防とまで謳ったものではありません。
では、乳酸菌入りのちゅ~るは2020年1月時点でどれだけの種類があるのかピックアップしてみました。
猫が好きな王道の味3種「まぐろ」「かつお」「とりささみ」
猫の好む味の代表格、「まぐろ」「かつお」「とりささみ」!特にまぐろが大人気ですね。
原材料 | |
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【乳酸菌入り まぐろ】 |
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【乳酸菌入り かつお】 |
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【乳酸菌入り とりささみ】 |
ボトルタイプもあります。「まぐろ」と「とりささみ」の2種。(2020年1月)
原材料 | |
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まぐろ、糖類(オリゴ糖等)、まぐろエキス、タンパク加水分解物、植物性油脂、殺菌乳酸菌、ミネラル類、調味料(アミノ酸等)、増粘多糖類 | |
鶏肉(ささみ)、糖類(オリゴ糖等)、ほたてエキス、植物性油脂、殺菌乳酸菌、ミネラル類、調味料(アミノ酸等)、増粘多糖類、増粘剤(加工でん粉)、ミルクカルシウム、ビタミンE、紅麹色素、緑茶エキス |
スティックタイプとボトルでは、少し原材料の配合等が違います。その他、スティックタイプは1本(14g)に乳酸菌が100億個に対して、ボトルは1本(120g)で乳酸菌400億個です。
猫も喜ぶ!?ほたてエキスプラス海鮮ミックス
日本の猫は海の幸が好物というのが定番?王道まぐろにホタテエキスとかつおエキスをプラスしちゃった!
原材料 | |
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【まぐろ 海鮮ミックス】 |
商品乱立?デリカシリーズで猫も迷う!?
ちゅ~るが人気なのは十分理解しましたが、なにしろ種類が多い!デリカシリーズにいたっては何でもあり!?という印象すら覚えます。
原材料 | |
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【デリカまぐろ乳酸菌入り】 |
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【デリカかつお乳酸菌入り】 |
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【デリカとりささみ乳酸菌入り】 |
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【デリカ まぐろ&ほたて貝柱 乳酸菌入り】 |
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【デリカ 宗田かつお&かつお節 乳酸菌入り】 |
さらに、総合栄養食と毛玉配慮まであります。どちらもやっぱりまぐろ味。
原材料 | |
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【デリカ総合栄養食まぐろ乳酸菌入り】 |
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【デリカ毛玉配慮まぐろ乳酸菌入り】 |
「総合栄養食まぐろ乳酸菌入り」はミネラル類を添加して栄養基準を満たすように作られています。まさか健康な猫にちゅ~るだけを主食として与えることはないと思うので、ほんっとに食欲不振で少量しか食べられない時の助け舟として活用するのかな?
毛玉配慮は食物繊維のキトサンやセルロースを配合しています。
猫用ちゅ~るの気になる原材料は?
ちゅ~るは人工の防腐剤や合成着色料は使用していないので、比較的安心して与えられるおやつです。でも、原材料をみると、やっぱりよくわからない・・・というものもありますよね。
ちゅ~るに使われている主な原材料の気になる点を見てみましょう。
腸内でビフィズス菌などの善玉菌のエサになってそれらの増殖・活性化を助けます。オリゴ糖は大量に摂取しなければ特に安全性に問題はないといわれています。
大豆油、ひまわり油、コーン油、パーム油など植物由来の油の総称です。油脂に関しては、動物性が良くないとか植物性も危ないだとかいろいろ言われていますが、なんの油をどうやって製造しているかが大事です。そういう点では、ちゅ~るに関しても何の油を使っているのか記載がないのは気になるところです。
アミノ酸を主成分とした食品の一種で、旨みを調節する目的で使われます。加水分解の方法として塩酸が使われますが、その際微量ながら不純物が生成されることがわかっています。できれば使わないでほしい原材料のひとつといえます。マイナスポイント!
どちらもとろみをつけるために使われる添加物。適切に使う分には安全性に問題ないと言われています。
猫との楽しい暮らしを応援!ちゅ~る活用法
ちゅ~るはおやつですからね。基本の使用方法は猫様のお楽しみであります。しかし!これほど夢中になるのだから、活用しない手はありませんよねっ。
保護猫の中には、警戒心が強くて近付いてきてくれない子もいます。目が合うだけで威嚇モードになってしまう子もいます・・・。
まずはケージで安心できる場所を作ってあげることが先決ですが、少し慣れてきたらちゅ~るで距離を縮めていくと懐いてくれるのも早くなります。
我が家の三毛のお嬢チャンも爪切りが大嫌いです。小柄な女の子ほど抱っこで固定するのに苦労します。スルスル~グニャァ~っとすり抜けるのもお手のものだったり。
二人がかりになりますが、ちゅ~るで気をそらせてパチンパチン。
猫にとっても嫌なことを無理やりされるより平和的解決です。
ちゅ~るは水分が90%なので、あまり水を飲んでくれない猫や夏バテで元気のない時などの水分補給にも良いです。
水で薄めればより水分も摂れますし、気になる塩分濃度も抑えられるのでおすすめです。
ちゅ~るには薬の成分を壊したり害になることはないので、一緒に与えることができます。
猫に薬を飲ませるのは案外大変ですよね。これも爪切り同様、お互いに嫌な思いをしてストレスをためるよりずっと良い方法だと思います。
猫におやつとしてちゅ~るはどれくらい与えて良い?
いなばペットフードさんによると、ちゅ~るは1日4本までが目安です。これは、おやつとして与える食品の上限が1日に必要な総エネルギー量の20%までが根拠となっています。
それとは別に、記事の始めにも書きましたが、ちゅ~るの塩分が気になるという飼い主さんは多いです。塩分濃度は種類によって違いがありますが、0.4~0.8という調査結果があります。(雑誌ネコDK他)
実は、数冊比べてみたのですが、同じ商品でも計測した年で結果が違っています。計測はタニタのデジタル塩分計。同じ商品で0.5と0.8という結果になってました。差がありますよね。
また、他のメーカーのペースト状のおやつ(ちゅ~るの類似品)と比べると、0.8というのは塩分濃度は高いです。そう考えると1日1本までが妥当なところかな、と思います。
それに、嗜好性が良すぎて主食を食べなくなってしまったら本末転倒ですしね。
乳酸菌入りちゅ~るの口コミは?
大人気のちゅ~るですが、乳酸菌入りの評判はどうでしょう?楽天市場とamazonからいくつかピックアップしてみました。
便も良くなりました。うさぎの糞型>かりんとうの長さに。そこで、ちゅーるも普通タイプからこちらへ変更、喜んで食べてくれます。
美味しそうに食べたので様子を見ていたところ、3日後くらいに普段どおりのが出ました(笑)続けるとゆるくなるようなので、今は3日おきくらいに与えています♪
1日に1本が目安のようですが、冷蔵庫に入れて複数回に分けて調子をみてみました。食いつきも良く、3日目ぐらいに柔らかめの便になり毎日出るようになりました。
あげ過ぎは何でも身体に毒なので、適度にあげるくらいならと思い乳酸菌入のちゅーるをあげています。
おおむね評価は良いものばかりでした。やはり乳酸菌入りちゅ~るは便秘予防のために購入している飼い主さんがほとんどです。中には、おやつには抵抗があるから少しでも体に良さそうなものを、という理由で選んでいる人もいました。うーん、気持ちわかる!
まとめ
ちゅ~るは発売以来猫のおやつをして高い人気を誇っています。現在のところひとりがち状態といっても良いくらいではないでしょうか。
本来、おやつはあげない方が良いのでは?と思うこともありますが、口コミにもあったように猫だって『お楽しみ』があってもいいじゃないか!というのも本音です。
だったら体に良いものを選びたい・・・そこで乳酸菌入りちゅ~るの出番です。最近はほとんどこのシリーズを買ってます。ラインナップが多すぎて、店頭ではあまり選べないのが難点ですが。
猫の便秘予防に乳酸菌を与えている飼い主さんも多いですが、おやつとして摂れたら楽しさがプラスアルファです。口コミでも効果ありという良い評判が多数見られます。
あくまで『おやつ』として適度な量を守って、今日も愛猫のワクワクしながらちゅ~るを頬張る姿に癒されているのであります。