グレインフリーのキャットフードの真実

猫本来の食事に近いグレインフリーとは?豆は穀物か!?

今、グレインフリーのキャットフードに注目が集まっています。猫は完全肉食動物ですから、本来穀物を常食とする習慣はありません。でも、多くのキャットフードに穀物が使われているのも事実です。

 

このサイトでも、キャットフードの主原料はお肉!と言っていますが、さらに穀物を使わないことで、猫本来の食生活に近づけようというのが、グレインフリーのフードが選ばれている理由です。

 

そこで、この記事ではグレインフリーとは何か、どんな猫にもおすすめなのか?について紹介します。案外誤解していることもあると思いますので、ぜひ最後までお付き合いくださいね。

 

 

 

グレインフリーキャットフードの穀物とは?

 

グレインフリーとは穀物不使用のことです。

 

小麦・米・とうもろこしは世界三大穀物と呼ばれています。これらはイネ科の植物です。

 

どれもキャットフードに使われるものですが、これらイネ科の材料を使っていなければグレインフリーと謳ってよいわけです。

 

マメ科を使ってもグレインフリー

 

ところが、広い意味で穀物といった場合マメ科の植物も含まれます。マメ科は炭水化物・タンパク質を豊富に含んでいます。例えば、キャットフードに比較的よく使われるエンドウ豆をみてみましょう。

 

エンドウ豆100g中・・・炭水化物60.37g(内食物繊維25.50g)/タンパク質24.55g

 

豆類は高タンパク食材で、脂質が少ないからダイエット食として人気がありますが、あんがい炭水化物も多いのです。猫と炭水化物については別記事で紹介しています。

 

 

わが家のフードローテーションのひとつ、ニュートロの穀物フリーアダルトサーモンの原材料を見てみます。

 

【ニュートロアダルトサーモン】

生サーモン、乾燥チキン、エンドウタンパク、鶏脂*、乾燥ポテト、ポテトスターチ、エンドウマメ、アルファルファミール、ポテトタンパク、ビートパルプ、タンパク加水分解物、大豆油*、ユッカ抽出物、ビタミン類(A、B1、B2、B6、B12、C、D3、E、コリン、ナイアシン、パントテン酸、ビオチン、葉酸)、ミネラル類(カリウム、クロライド、セレン、ナトリウム、マンガン、ヨウ素、亜鉛、鉄、銅)、アミノ酸類(タウリン、メチオニン)、酸化防止剤(ミックストコフェロール、ローズマリー抽出物)、緑茶抽出物、スペアミント抽出物

 

猫の食事にマメ科は大丈夫?

 

日本でマメ科の食べ物といえば大豆が筆頭に上げられますね。ところが、グレインフリーと謳っているフードには数種類の豆類が使われています。エンドウ豆、ひよこ豆、レンズ豆・・・。

 

一般的に、大豆はアレルゲンになりやすいので注意が必要で、エンドウ豆は低アレルゲンと言われています

 

アレルギーでない場合、猫は豆類を食べても特に問題ありません。ただ、量と質には注意が必要です。量に関しては、気になるのは糖質(炭水化物)ですから、フードの保証成分値からおおよそ見当がつきます。別記事で書きましたが一応載せておきますね。

 

キャットフードに含まれる糖質の割合

100(%)-タンパク質-脂肪-灰分-食物繊維-水分=糖質

 

豆類もそうですが、穀物は消化に良いとは言えません

 

これ、人間でもそうです。生米や生大豆を食べたらお腹こわします。

 

ドライフードの場合、きちんと消化しやすいように製造されています。
(製造過程で加熱・加圧して糊化している)

 

信頼できるメーカーであることが前程です!

 

キャットフードに穀物を使うのはなぜ?

 

キャットフードになぜ穀物を使うのか?

 

その理由としてまず第一にコストがあげられます。猫に必要な栄養素、特にタンパク質を動物性のものだけにしようと思ったら、原価がとっても高くなってしまいます。

 

また、キャットフードの歴史も大いに関係しています。

 

キャットフードはドッグフードを元に作られた

 

ペットフードが世界で初めて作られたのは19世紀後半、犬用のビスケットといわれています。アメリカでドッグフードが一般化した後に、キャットフードの製造が始まりました。

 

でも、それは犬用のフードを改良したもの。犬と猫は食性が違います。猫は完全肉食動物であるのに対して、犬はどちらかというと雑食動物に近いのです。

 

 

近年、猫を飼う人が増えて需要が高まったこともあるのでしょう。徐々に猫本来の食性にあったフードを、という流れになっているのですね。

 

数年後には、グレインフリーのキャットフードが主流になっているかもしれません。

 

穀物も豆類も芋類も使わないキャットフードは高額!

 

現在市販されているグレインフリーのフードも、豆類を使っているメーカーが多いです。海外では穀物といったらマメ科を含まないのが主流です。

 

日本で豆類を含まないグレインフリーのキャットフードで、比較的手に入りやすいのはネットで有名なカナガンです。

【カナガン原材料】

乾燥チキン35.5%、骨抜きチキン生肉25%、サツマイモ、ジャガイモ、鶏脂4.2%、乾燥全卵4%、チキングレイビー2.3%、サーモンオイル1.2%、ミネラル類(硫酸亜鉛一水和物、硫酸第一鉄水和物、硫酸マンガン一水和物、硫酸銅(II)五水和物、亜セレン酸ナトリウム)、ビタミン類(ビタミンA、ビタミンD、ビタミンE)、アルファルファ、クランベリー、タウリン、マンナンオリゴ糖、フラクトオリゴ糖、リンゴ、ニンジン、ホウレンソウ、海藻、カモミール、セイヨウハッカ、マリーゴールド、アニスの実、コロハ

 

イギリス最高級のグレインフリーキャットフード『カナガン』

 

カナガンはお手頃価格ではないかな、と思います。1袋1.5㎏で3,960円。芋類を使っていますが、炭水化物は配合されている量が問題です。カナガンの場合は健常な猫であれば問題ないといえる範囲でしょう。

【サツマイモ】
消化がよく、元気に動きまわる愛猫をしっかりサポート。時間をかけて吸収されるため、身体に負担をかけません。エネルギー消費に時間がかかるので、より長時間空腹を感じません。また、食物繊維を豊富に含みます。 (カナガン公式HPより)

 

さて、ここでイチオシのグレインフリーキャットフードをご紹介します。といっても、多頭飼いのわが家はとてもじゃないけど手が出せないお値段です。クリスマスのご馳走としてチェックしています!

 

ジウィピーク・エアドライキャットフードチキンの原材料
チキン生肉、チキンレバー生肉、チキンハート生肉、ニュージーランド緑イ貝、チキンボーン、レシチン、イヌリン(チコリ由来)、乾燥海草、海塩、ミネラル類(リン酸二カリウム、硫酸マグネシウム、亜鉛アミノ酸複合体、銅アミノ酸複合体、鉄アミノ酸複合体、マンガンアミノ酸複合体、亜セレン酸ナトリウム)、酸化防止剤(クエン酸、天然ミックストコフェロール/ビタミンE)、ビタミン類(塩化コリン、チアミン硝酸塩、塩酸ビリドキシン、葉酸、D3)DLメチオニン、タウリン

 

コンセプトがすばらしいです。

ジウィピーク・エアドライキャットフードは 天然の新鮮な生肉からできたプレミアムペットフードです。

 

エアドライ製法でつくられる96%の生肉、内臓、魚、緑イ貝から得られる栄養価を尊重しています。エアドライ製法は、 天然の原材料に含まれるたんぱく質、ビタミン、栄養素、酵素が損なわれるのを最低限に抑えることができます。 そのため、猫は生肉食に近い栄養価を摂取できます

 

残りの4%は、バランスが取れた栄養食にするための最低限の炭水化物やミネラル、ビタミン類を使用しています。ZIWIは、猫の自然な生理と食性に合せて配合しています。

お値段もすばらしいです。公式サイトから購入はできないようで、楽天やアマゾンで販売されています。大きな値引きはなく、400gで3,500円前後!

 

こちらのショップが品揃え良かったです

猫ときんとき(楽天市場店)

 

ZIWI(ジウィ)の公式サイトでおおよその給餌量が掲載されています。約4kgの猫であれば1袋(400g)は10日分です。1ヶ月1万円超え~っ!それが頭数分・・・。

 

 

 

猫のアレルギー予防にグレインフリーの誤解

 

現代病ともいうべきアレルギー、猫にも増えています。そのアレルギー予防にグレインフリーのキャットフードを考えている飼い主さんも少なくないのでは?

 

この場合のアレルギーは、ノミなど原因がはっきりしていて治癒可能なものではなく、食物アレルギーまたはアトピーと呼ばれる症状だと思います。

 

猫の食物アレルギーになりやすいアレルゲン

 

実際のところ、猫の食物アレルギーは1~6%程度と言われています。それほど高い数字ではないですね。また、その多くが動物性タンパク質がアレルゲンなのです。

猫のアレルゲンになりやすい食材
牛肉、魚肉、鶏肉、ラム肉、乳製品、卵、小麦・大麦

コーングルテン、ポーク、羊、その他添加物なども報告ありますが、米に関しては比較的アレルゲンになりにくく、アレルギー療法食にもよく使われているのです。

 

アトピーは腸内環境改善で効果が期待できる

 

アレルギーもなく、健常な猫であれば炭水化物(糖質)はフード全体の35%~40%程度であれば、問題ないといわれています。ただ、アレルギー体質で免疫機能が不安定になりやすい子の場合は、胃腸に負担がかからない食事がおすすめです。

 

猫は本来穀物の消化が苦手なので、グレインフリーのフードに切り替えてみるのも良い方法といえます。

 

 

グレインフリーキャットフードまとめ

 

グレインフリーのフードとは、あくまで「穀物(主にイネ科)」を使用していないフードという意味です。メーカーによって豆類を使う場合は多いですし、穀物を使わないかわりに芋類の配合が多い場合もあります。

 

穀物を使用しないことによって、必然的に動物性タンパク質の量が多くなり、猫にとってより自然の食性に近いフードになることは確かなので、グレインフリーのフードに注目が集まるのは良いことです。

 

ただ、グレインフリーだから良いフードだと盲目的に与えるのは控えましょう。キャットフードの原材料のチェックと、愛猫の日々の健康状態チェックはお忘れなく。

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