有名ブランドロイヤルカナンベビーキャットミルクの評判と口コミ
ツイート猫を飼っている人でも、子猫・・・それも乳飲み子から育てる経験はそれほどないと思います。猫の保護ボランティアをしていて、離乳前の赤ちゃん猫を多く育てるベテランボラさんもいますけど。
今は愛護センターによっては乳飲み子をお世話するミルクボランティアさんを募っているところも増えています。嬉しいことですね。
今回は、ミルクボランティアやブリーダーさん、そして多くの保護ボランティアも使っているロイヤルカナンのベビーキャットミルクについて紹介します。
猫の飼い主なら知らない人はいない?ロイカナブランド
ロイヤルカナンは猫や犬を飼っている人にはとても有名なブランドです。食事療法食としてもラインナップを揃えていて、健康上に問題がある猫などには動物病院でも推奨されています。
もちろん、健康な猫用のフードも人気があります。ライフステージだけでなく、品種ごとに適正なフードを提供するというコンセプトで、きめ細かい製品を販売しています。
外に行き来したりして運動量の多い猫と室内だけで過ごす猫では、必要とするカロリーは異なります。多くのメーカーがどちらも販売していますね。
ロイカナももちろんそうです。他にもミネラルバランスを調整した泌尿器ケアや歯垢・歯石が気になる成猫用なんていうのもあります。
品種によっておすすめのフードもあります。ラグドール・シャム・アメリカンショートヘア・ペルシャ・・・など。
このように、ロイヤルカナンは『痒いところに手が届く』と言えるほどの製品が揃っています。そんなロイヤルカナンのベビー用キャットミルクはどんな商品で特徴は何でしょう?
ロイカナベビーキャットミルクの詳細情報
まず、ロイヤルカナンはきめ細かいラインナップが特長です。1歳までの子猫用フードもいくつか種類があります。子猫用キャットフードのラインナップは7種類(2019年現在)
- マザー&ベビーキャットドライタイプ
- マザー&ベビーキャットウェットタイプ
- キトンドライタイプ
- キトンローフ
- キトングレービー
- キトンゼリー
- ペルシャ・チンチラ・ヒマラヤン 子猫用ドライ
マザー&ベビーシリーズは生後1ヶ月から4ヶ月までの子猫と授乳中の母猫が対象です。キトンシリーズが生後4ヶ月(成長後期)~1歳まで。
子猫が誕生して生後1ヶ月未満はミルクだけで育ちます。1ヶ月になる頃に徐々に離乳食へと切り替えていきますが、このラインナップをみると、さすがロイカナ!と感心します。
離乳食ってなかなか難しいのですが、ロイカナシリーズを使うと比較的スムーズにいきます。ウェットフードも嗜好性が高く、ほとんどの子猫が好むのでよく使っています。
さて、いよいよベビーキャットミルクについて。
ロイカナベビーキャットミルクの原材料と保証成分値
猫のフードを選ぶ際には原材料をチャックすることはだいじです。ただ、ミルクに関してはちょっとわかりにくいと感じますが、一応見てみましょう。
ミルクプロテイン、乳脂肪、植物性油脂(アラキドン酸源)、乳清タンパク、魚油(DHA源)、フラクトオリゴ糖、大豆レシチン、香料、アミノ酸類(L-アルギニン、DL-メチオニン、タウリン)、ミネラル類(Ca、P、Zn、Fe、Mn、Cu、I、Se)、ビタミン類(A、コリン、D3、E、ナイアシン、C、パントテン酸カルシウム、B2、B1、B6、ビオチン、葉酸、B12、K1)、酸化防止剤(BHA、没食子酸プロピル)
まず一番最初に『ミルクプロテイン』とありますが、これは乳由来のたんぱく質のことです。乳たんぱく質とも表記されます。ワンラックキャットミルクなどの原材料にはこちらですね。
私たちに一番馴染みのある牛乳の成分といえば、まずカルシウム!と思いますが、その他にも乳糖など炭水化物、脂質、タンパク質、カルシウム以外のミネラルが含まれています。
その割合は、牛乳100g中にたんぱく質3.3g・炭水化物4.8g・脂質3.8gその他がミネラルやビタミンです。そして、たんぱく質(ミルクプロテイン)はカゼイン80%・ホエイプロテイン20%で構成されます。
ホエイプロテイン=乳清タンパク
それぞれの特徴は、ホエイプロテインは体内への吸収が早く、カゼインはゆっくりです。
原材料で気になるのは酸化防止剤です。使われているBHA、没食子酸プロピルは危険性が指摘されているものです。
ロイヤルカナンは他製品でもこのふたつを使っています。それに対する考え方が公式サイトに記載がありますので一部紹介します。
BHAの安全性は学術的に確認されており、日本ならびに諸外国において、人の食品に添加が認められています。前胃を持たない犬、猫、ヒトでの発がん性は認められておらず、ラットの前胃において特異的に示すものである、という研究が発表されています。ペットフード安全法で定められているBHAの使用基準は公的機関で検証されたラットに発がん性が認められた量をはるかに下回る量に定められています。実際にドライフードに含まれる量のBHAでは、発がん性は認められません。
ロイヤルカナン製品に使用している没食子酸プロピルの量を一生食べ続けたとしても健康に影響を及ぼすことはありません。没食子酸プロピルなどの食品添加物の使用基準は、一日摂取許容量(ADI)を超えない量で定められています。一日摂取許容量とは、人が生涯その物質を毎日摂取し続けたとして、健康に影響をおぼさないとされる体重1キロあたり、一日あたりの摂取量のことです。
ロイヤルカナン公式サイトより引用
ロイヤルカナンキャットミルクの保証成分値
次にミルクの保証成分についてです。ここも大事!
成分 | 保証分析値 |
---|---|
たんぱく質 | 31.0%以上 |
脂質 | 37.0%以上 |
粗繊維 | 0.0%以下 |
灰分 | 6.6%以下 |
水分 | 4.0%以下 |
食物繊維 | 0.5% |
代謝エネルギー | 543kcal/100g |
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保証分析値の表で粗繊維と食物繊維とふたつ表記があります。他のメーカーのミルクにはほとんどありませんが、ロイヤルカナンはこだわりがあるようです。
そもそも粗繊維イコール食物繊維ではありません。粗繊維についての計測方法は複雑なのでざっくり説明すると、現在用いられている方法では、水溶性食物繊維は含まれていません。
不溶性食物繊維も、半分くらい分解されてしまって残らないのだとか!ということは、キャットフードに粗繊維0.3%って書いてあっても実際の食物繊維量はもっと多いということになります。ざーっくりいうと約2倍かそれ以上です。
猫の食事と食物繊維については別記事で書くので、ここではロイカナのこだわりというものを感じるな、という感想にとどめておきます。
エネルギー代謝については、当サイトでおすすめしている森乳のシリーズやニチドウ猫用ミルクに比べると少し高いです。(森乳キャットミルク・ゴールデンミルクは504・ニチドウ511・Dr.PRO485)
製品によってお腹持ちの良さがあるので一概には言えませんし、これは子猫の育ち具合によって参考にすれば良いと思います。
ロイカナベビーキャットミルクの特徴
キャットミルクの原材料の主原料というものは各社表記方法が違えど、どれも牛乳由来の成分です。材料の品質や製造過程にはそれぞれこだわりと自信を持っているでしょう。
そのメーカーがその製品にどんなこだわりがあるのか、主成分以外の原材料表記と公式サイトをみて判断するのが早道です。
【インスタントミルク】ミルク粒子を非常に細かく精製。すぐお湯に溶けるので準備が簡単です。
【健やかな成長のために】栄養素(タウリン、必須脂肪酸、ビタミン類)の独自の配合バランスにより、子猫の身体作りをサポート。また、子猫の脳・中枢神経に必要なEPA、DHAを配合。
【健康的な消化のために】子猫にとって消化が苦手なデンプンをカット。ミルクに含まれる高品質のタンパク質、フラクトオリゴ糖、量を適切に調整した乳清タンパクが、最適な消化性をサポートします。
【DHA配合】DHA(ドコサヘキサエン酸)は、動物の体内では脳細胞や網膜などに含まれる必須脂肪酸です。生後まもない子猫にとって、とても重要な栄養素です。
ロイヤルカナン公式サイトより
ロイヤルカナンベビーキャットミルクは100gずつの個包装になってます。さらに嬉しいことに、哺乳瓶が3つ付いている!20ccですが、赤ちゃん時代には十分です。哺乳瓶を別に購入しなくて済むのはありがたいです。
ロイカナベビーキャットミルクの口コミ
さすがにロイカナブランド、商品のレビュー数も多いです。目立ったのは、ボランティア団体に寄贈したというもの。指定銘柄だったというのもありました。
実際、私の知り合いのボラさんも子猫育児にはこちらをずっと使ってます。
数多いレビューの中から、個人の方の口コミを拾ってみます。まずは楽天市場のレビュー。
他のメーカーの猫ミルクも数ある中でやはりロイヤルカナンミルクは優れていると実感しております。(楽天市場レビュー)
消毒もしやすいのでとても助かっています!さすがロイヤルカナンさんですね。(楽天市場レビュー)
3袋入っていたので、しける心配もなく使えます。
(楽天市場レビュー)
でも、溶けが悪く哺乳瓶が良く詰まる
(楽天市場レビュー)
独特の匂いがして、緑っぽいミルク。味もミルクの味がしない。豆の味みたいな、独特の臭み。うちの子たちは、母猫たちも、少し舐めてやめてしまいます。
付属の哺乳瓶も臭すぎ!いつまでも、熱湯消毒してもビニール臭さがとれず、子猫にこんな臭すぎの哺乳瓶使えない!メーカーはやはり日本製が安心できる。(楽天市場レビュー)
辛らつな意見もありますが、ここ2年くらいでは概ね高評価です。
続いてamazonのレビュー。こちらはぐぐっとレビュー数が減って一桁でした。はて?私見ですが、楽天市場に出店しているショップのほうがお値段がかなりお安いからかと・・・。
この哺乳瓶がとても使いやすくて、まだ目が開いていないような子猫でも上手に吸い付きます。哺乳瓶が細いので片手に2本持てます。なので一度に複数頭授乳が出来て便利でした。(amazonレビュー)
2015年以前のレビューにはまったく飲まなかったというものがありましたが、ここ最近のレビューではありませんでした。
その他の意見として、付属の哺乳瓶が良かったというものと、たまっていく一方だから中身だけの販売を希望するというものがありました。
ロイカナベビーキャットミルクは価格差が激しい?最安値で買うには
ロイカナベビーキャットミルクは1缶300g入りで¥2,300くらいです。実店舗ではそのくらいで販売されていることが多いかな?ただ、大きなショップにしか置いていないことが多いです。
ネットで購入する場合はショップによって価格が違うのでなるべくお得に購入してくださいね。その際、賞味期限のチェックもお忘れなく!
まとめ
ロイヤルカナンはペットフードメーカーとしては知名度が高く、先住猫さんたちも食べていることが多いと思います。その安心感から、赤ちゃん猫用に選ぶ人も多いようです。乳飲み猫を育てるミルクボランティアも使っている人が多いです。
溶けにくさもそれほど気にならないという口コミが多いし、100gずつの個包装になっている点もポイントが高いです。さらに、哺乳瓶が付属しているのは嬉しいです。実店舗で探すと、売り切れだったり置いていなかったり・・・あんがい手間取りますからね。