愛猫に食べさせたい!?ニュートロのキャットフードは本当に安全?気になる喰い付きは?
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ニュートロは健康志向の飼い主さんには人気のキャットフードです。ペットショップでもたいてい扱っているので、目にする機会も多いですしね。
なんといっても「厳選した自然素材」を使用、製品はすべて自社工場で製造されていることも安心につながっています。
私たち飼い主がキャットフードに求めるのは、まず安全性と嗜好性です。わが家の場合、そこに経済性も加わりますが・・・それもかなり高い割合で!
ニュートロのキャットフードはどれもお安い価格とは言えませんので、しっかり調べてから購入したいですね。この記事では、ニュートロの安全性と総合栄養食としての栄養バランス、こだわりを紹介します。
ニュートロのこだわりは徹底した自然素材!
「自然派」「こだわりの原材料」と謳っていても、実際に私たちが目に出来るのはパッケージに記された原材料の記載だけです。
その原材料にしても、ひとつひとつ産地や加工方法は不明なことが多いです。これは、消費者の立場からも不安要素ではありますが、生産者としてもデメリットとなります。
現代はネットの発達により、多くの情報を手にすることができます。良いものを作り、届け、家族であるペットに安心して食べさせたいと考える生産者であれば、作り手の思いを伝えたいと願います。
ニュートロもそんなメーカーのひとつです。ニュートロのホームページには多くの情報が開示されていますよ。
ニュートロは自社の基準を満たす生産者と契約しています。さらに、原料を納入する際にも厳しい検査をクリアしないと納入許可が出ないという、徹底した品質管理を行っています。
ドライフードには、酸化防止剤は欠かせません。現在多くの自然派またはプレミアムキャットフードと言われるものは自然由来の酸化防止剤を使用していますが、ニュートロは酸化を防ぐ必要のある油脂原料そのものにも、自然由来の酸化防止剤を使用しています。
自然由来の酸化防止剤とは、ミックストコフェロールやローズマリー抽出物などです。
製造過程での品質管理も徹底しています。各工程ごとに厳しい規格を設けて管理しています。さらに、製品の輸送に関しても、ニュートロは自社工場で製造された商品を、自社製品のみで限定した輸送ルートを直送しています。
ニュートロの品質管理は、ペットの口に入るまでを指します。パッケージ素材にも配慮し、窒素注入によってさらに酸化防止効果を高めています。
こうしたこだわりから、並行輸入品に対しての注意もあります。ニュートロは製造・輸入会社として、日本向けに製造されたフードを輸入し、正規販売店を通して流通させています。
並行輸入品がすべて良くないというわけではなく、少なくともキャットフードに関してはきちんと品質管理がされているかを見極めて購入することは大切です。
ニュートロの栄養基準!ウォルサム研究所との共同開発
ウォルサム研究所って聞いたことありますか?ここは、マース社のペットケア&栄養学の研究所です。
動物病院でペットフードといえば、ヒルズ・ロイヤルカナン・アイムスを推奨されますよね。最近はアイムスはちょっと弱いかな?その理由は、ペットフード開発において各々独自の研究所を持っているからです。
その中でも、ペット栄養学の双璧と言えるのが、米国ヒルズ・コルゲート社のマーク・モーリス研究所と、同マース社のウォルサム研究所(英国)です。
アイムスはウォルサム研究所。マース社は他にもカルカン・ペディグリー・シーバ・ニュートロなどペットフードやペット用品も扱っています。
ニュートロは、そのウェルサム研究所の知見を基にキャットフードやドッグフードを開発しているわけです。
AAFCO基準を上回る独自基準を構築
日本には独自のペットフードに関する基準がありません。そのほとんどが「AAFCO基準を満たしています」というフレーズを免罪符のように使っているのが現状です。
ペット先進国の欧米では、犬や猫のケアや栄養学も日本に比べてずっと進んでいます。残念ながら日本はペット後進国なのですね・・・。
ドッグフードやキャットフードの栄養基準は、アメリカではAAFCO(米国飼料検査官協会)、欧州ではFEDIAF(欧州ペットフード工業会連合)が定めています。
日本の場合は、ペットフード公正取引協議会の規約で採用されていることもあって、多くのメーカーはAAFCOの栄養基準を採用しています。
さて、ではAAFCO基準を満たしていれば安心フードと言えるのでしょうか?答えはNOといわざるを得ません。
なぜなら、AAFCOではペットフードのタンパク質(必須アミノ酸)、脂肪(必須脂肪酸)、炭水化物、ビタミン類、ミネラル類の5大栄養素とその構成成分の栄養基準についての指標を示しているに過ぎないからです。
フードに対して検査や認定をしているわけではないことも知っておきたいです。パッケージにAAFCOの基準を満たしていますと書いてあっても、あくまで自己申告なのですね。
「認定」「承認」なんて書くのはルール違反です。
ニュートロは、AAFCO基準を満たしているのは当然のこととして、ウェルネス研究所の知見を基にさらに高い基準を独自で設定してます。
ニュートロ独自の設計基準
具体的に、どのような基準があるのか紹介します。
リノール酸と亜鉛をバランス良く配合する
良質なタンパク質と食物繊維をバランス良く配合
アレルゲンになりにくいタンパク源を原料に使用
カロリーを抑えつつ適切なビタミン・ミネラルを配合
食べやすい粒設計
猫が本能的に求める理想的な栄養バランス
ニュートロの美味しさの秘密は?本当に嗜好性が高い?
どんなに良質の原料を使って栄養バランスに優れていても、肝心の嗜好性がイマイチだと困ります。猫が食べてくれない!ハイグレードなキャットフードにありがちですから・・・。
まず、ニュートロの美味しさのこだわりを見てみましょう。
ニュートロの食いつきのよさを実現するこだわりとは?
まず、素材そのものが自然の恵みが詰まった良質なものであることが美味しさの原点としています。これは、主原料の肉だけでなく、穀物や野菜も同様です。
タンパク源である肉類も、チキン・ラム・サーモン・鹿肉などを使用し、飽きのこないラインナップをそろえています。
ニュートロには、「ナチュラルチョイス」「ワイルドレシピ」「デイリーディッシュ」の3つのシリーズがあります。ワイルドレシピがグレインフリーのドライフード、デイリーディッシュはウェットフードです。
ナチュラルチョイスだけでも多くのラインナップがあります。
さらに、ニュートロが誇ることのひとつにブレンド力(配合や製造方法)があります。同じ素材を使っても美味しさにバラつきが出るよ、ニュートロは素材の持つ美味しさを最大限に引き出すことができるよ・・・という自信の表れです。
製造工程に関しては、個人的に好ましく思うことがあります。それは、製造工程が最小限であること。いくつもの複雑な工程を経た商品よりシンプルな設計で作られたフードは安心できるからです。
ニュートロの理念のひとつにもこの考えがあります。ミートファースト製法がまさにそれで、主原料に使われるチキンは、処理工程を極力省くことによって安全と美味しさを実現しています。
ニュートロの嗜好性に対するレビュー
さて、実際に購入した人のレビューをいくつか紹介します。といっても、ニュートロはラインナップが多いので、一番ポピュラーなアダルトチキンのレビューです。

食いつきもいいので、継続して与えていこうと思います。(Amazonレビュー)


カナガンから落としてニュートロにしましたが食いつきもよく食べやすそうなので安心してます。
(Amazonレビュー)


むら食いの子なのですが、エサ皿が空になると催促してきます。あごにきびもなくなり、よく食べてくれるのでずっとこれです。。(楽天市場レビュー)

大好きなカリカリ。快食、快便、毛艶ツヤツヤ。(楽天市場レビュー)

こちらの商品に違う味を足してますが、本当よく食べてくれます。値段も安く、栄養も文句なし!これからも注文します。(楽天市場レビュー)
全体的に高評価のフードであることは間違いありません。食いつきに関しては、上記で紹介したように「とても良い」という意見が多いですが、中にはまったく食べないといったレビューもあります。まぁ、これは嗜好の問題なので当然です。
ナチュラルチョイスアダルトチキンの場合、むしろ食べないというレビューが少ないくらいだと感じました。最初はイマイチだけど、とか、トッピングしたら食べたというレビューもありました。
ナチュラル嗜好と謳っているキャットフードの中には、まーったく!全然食べてくれないものもあります。総合的に見て、嗜好性は良い方のフードだと思います。
ニュートロキャットフードまとめ
ニュートロのナチュラルチョイスは、わが家のフードローテーションのひとつです。猫にとって重要なタンパク源は、良質な肉が原材料で、副産物も使用していません。
フードの栄養基準は、ペットケア・ペット栄養学の権威といえるウォルサム研究所との共同開発により、AAFCOを上回るものです。安心して愛猫に与えられるフードです。
気になるお値段と食いつきに関しても、今のところ満足しています。うちの子も、保護猫もプイッと顔を背ける子はいませんから。
価格帯は、ナチュラルチョイスに限って言えば、ロイヤルカナン(処方食ではない)と同じくらいです。ピュリナワンやアイムス・ヒルズよりはちょっとお高いです。
正規販売店の店頭で購入できますが、ネットで探す方が安く手に入ります。きちんとした販売店のネット購入であれば品質に問題はないと思いますので、お安いときに試してみてはいかがですか?
愛猫ちゃんが食べてくれるのであれば、ぜひフードローテーションに加えてみてくださいね。
